1日チャリ旅!各鉄道会社の「大和川橋梁」を巡る!!(その1.5:堺の街に残るC11を訪ねて...+α)
お待たせしました。(たぶん誰も待ってないけど)
↑の記事の続きとなっております。
前回はとりあえず自転車を借りるまでを記事にしましたね。
今回の記事は前回に引き続き大和川橋梁巡り、その第1.5回(?!)となります。
タイトルのとおり...まだ「その2」ではないんですよ。
そう。まだ本題に入らないんです、実は。
ただでさえ時間がないのに、
あろうことか道草を食っていたんです、私。
馬鹿です_(:3」∠)_
ということで、今回は観光案内所~大和川河川敷、つまり旅のスタート地点までの道中にあった様々なことをタラタラ書いていきます。
最初の道草は観光案内所を出てすぐ、阪和線の線路に沿って北上していた時。
看板に103系っぽい電車が鎮座しているではありませんか。
看板に旧形式が残るのはよくある話ですが、この時は何故かそれがイヤに目に留まり...
つい225系5100番台と絡めて撮影しちゃいました。
この踏切を往く列車はラッシュ時以外はそれなりの速度で通過するので、SONY α77の秒間12連写がなければ収めるのに余計に時間がかかるところでした。
ちなみに撮影中...
このお方も登場。そう、
ハローキティはるかさんです。
構図を決めるための練習電のつもりでしたが、まさか来てくれるとはびっくり。
...とはいえ、このまま踏切に長時間居座るわけにもいかないので...
と胸に誓い、大和川へと急ぎます。
私が小さい頃はここはシンプルな地上駅舎で、JR↔南海を行き来できる乗り換え改札も備えた機能重視な構造でしたが、現在は南海の改札だけが橋上駅舎へ移動しました。
JRと南海の改札が上下に分離し乗り換え改札が消えてしまったので、私としては少し不満もあります。
とはいえ、この橋上駅舎は商業施設を備える立派なもの。屋上には緑化された広場もあります。
南海高野線の踏切を渡ってさらに北上します。
高野線には今(2019年2月現在)も、コルゲートを備えた車齢30年を超える重厚なステンレス車両が200両程度在籍しており、写真のような重々しい車両同士の離合は日常茶飯事。
LCDモニタを備えた駅設備と、そこに鎮座する古参車両...というギャップの大きさ。
これは関西の私鉄全般に言えることですね。
その下をくぐるように阪和線の駅舎があります。
こちらは快速も止まる主要駅。各停と準急行しか止まらない南海とは対照的です。
南海が橋上駅舎化されたあともJR側の駅設備は基本的に変化がなく、ごく一般的な阪和線の駅の趣を残しています。
しばらく県道沿いを進むと、今回の記事のメインが見えてきます。
焼肉屋「はや」さんにて保存されている...
C11型機関車218号機
です。
こちらの機関車、同所にあった解説文によると...
昭和48年12月24日 釧路鉄道管理局機関区へ配車
昭和50年 1月30日 廃車
最終路線 北海道 標津(しべつ)線
最終走行距離 148,3872.9km(地球の約37周分)
とのこと。
そもそもC11型蒸気機関車というのは、第一次世界大戦後支線区に転出した古い蒸気機関車たちを置き換えるべく島秀雄らにより設計、製造された小型のC10型蒸気機関車を、線路の貧弱なローカル線により適するようにさらに軽く改良した形式です。ゆえに使い勝手がとても良く、400両近く同設計の車両が製造されたと言います。
今回のC11-218はどうやら日本車輛で製造されたようで、この車番は3次形にあたります。
敷地外から見られる範囲、時間が許す限り(許すとは言っていない)じっくり観察。
車番。
18-55で引き目の記録。
85mm単で切り取る。
屋根もない環境下での静態保存ですが、比較的綺麗な状態を維持しています。火を入れれば今にも動き出すのではないかというくらい...
木に隠れているのでうまく観察できませんが側面も。
時間もなかったので簡単な取材でしたが、状態は比較的良好で一見の価値はあります。またあらためて訪れてみたいところです。ついでに焼き肉も頂いてみたいところ。
C11に別れを告げ自転車を進めます。
自転車用信号機を発見。なんだか普通の信号機をそのまま横倒しにしたような感じ。
ゲオの前の交差点にて。
...いやいや、ガス管どこだよ。
周囲に作業員が居そうな雰囲気もなく、歩道の端に置いてある状態。ここは市街で人通りも多い道なので、夜中に誰かにいたずらで引っこ抜かれたのかも?
堺市にはほかに鉄道主要駅として、南海本線の「堺駅」、阪和線の「堺市駅」があり、名前からすると、
「堺東駅は市街のうち東のはずれにある小規模な駅ではないか?」
と感じてしまいますが、実際この駅は市街のど真ん中に位置しており、ご覧の通り巨大な駅ビルを構え、堺市の中で最も乗降客人数が多い駅です。また「泉北ライナー」以外の優等列車の全列車が停車します。
堺市役所はこの駅が最寄りであり、また地域で随一の進学校である三国ヶ丘高校へも、この駅からのアクセスが一般的となっています。
駅前には「暴力排除宣言都市 堺市」との文字。奥には今にも駅に入線せんとする泉北高速鉄道の車両が見えます。
(泉北高速鉄道は、高野線と相互直通運転する南海のグループ会社)
駅前には大きなバスロータリーがあり、堺東を拠点として様々なバスが行き交います。
市街を貫くように、堺東駅ー堺駅を結ぶ金色のシャトルバスも運行中。
さらに大和川に差し掛かるまでひたすら北上します。県道12号線をくぐり市街を抜けると景色は一変。住宅街、店と町工場が同居する、大阪らしい町並みが現れます。
さらに北上していくと...
軽い上り坂が現れます。まもなくこの道路は大和川を越えようというところです。
そして...
到着です。
いや~、長かった。無駄に。
次回こそは...本格的に橋梁を見て行こうと思います。
お楽しみ...にはせずに、白い目でお待ちください。